産廃ソフトの教科書
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産業廃棄物と特別管理廃棄物の違いは?

特別管理廃棄物は、一般的な産業廃棄物と異なる方法で運搬・処理しなければなりません。特別管理廃棄物に関する詳細を確認してみましょう。

特別管理廃棄物とは?

特別管理廃棄物とは、人の健康や生活環境に被害を及ぼす可能性がある廃棄物です。そのうち、産業廃棄物の定義に該当するものを「特別管理産業廃棄物」と言い、産業廃棄物の定義に該当しないものを「特別管理一般廃棄物」と言います。

特別管理産業廃棄物も特別管理一般廃棄物も、どちらも人の健康や生活環境に被害を及ぼす恐れがある以上、特別な規制に従って処理しなければなりません。

参考までに、特別管理産業廃棄物には主に次のような種類があります。

特別管理廃棄物の扱い方について

特別管理産業廃棄物が人の健康や生活環境に影響を及ぼす可能性がある以上、通常の廃棄物に比べ、より厳格な処理基準が設けられています。特別管理産業廃棄物に求められている主な基準を確認してみましょう。

特別管理産業廃棄物責任者の設置

特別管理産業廃棄物の排出事業者は、事業所ごとに「特別管理産業廃棄物責任者」の有資格者を置くよう義務付けられています。

特別管理産業廃棄物責任者になるには、実務経験年数などの要件を満たす必要がありますが、要件を満たしていない人が特別管理産業廃棄物責任者になる場合には、講習会を受講し合格するなど適切な手順を経ての対応を行う必要があります。

大量に排出する事業者はマニフェストを運用

年間50トン以上の特別管理産業廃棄物を排出する事業者においては、産業廃棄物処理法により電子マニフェストを運用するよう規定されています。

電子マニフェストとは、特別管理産業廃棄物が契約内容の通りに処理されていることを確認するための管理伝票。廃棄物を収集・運搬業者などへ引き渡す際に交付され、最終処理が行われるまで廃棄物とともにマニフェストが移動します。

ほかにも、特別産業廃棄物と普通産業廃棄物が混在しないよう仕切りを設けて運搬すること、排出事業者が自ら特別産業廃棄物を運搬・処理する場合には帳簿の記載と保管が必要なことなど、いくつかの基準が設けられています。

参照元:環境省|Q&A 電子マニフェスト使用の一部義務化等について(https://www.env.go.jp/recycle/waste/laws/kaisei2017/faq_mani.html)

特別管理廃棄物の処理方法

特別管理廃棄物の処理方法・処理の流れを確認しましょう。

収集・運搬

事業者から排出された特別管理廃棄物を収集し、適切な処理場へ運搬します。

廃棄物の排出事業者が自ら運搬する場合には、特別な許可は不要。一方、廃棄物の運搬を別の事業者へ委託する場合には、自治体から許可を得た運搬事業者を選ぶ必要があります。

中間処理

多くの特別管理廃棄物は、最終処分される前に中間処理が行われます。中間処理とは、廃棄物の減量化や無害化、再生などを行う処理のこと。特別管理廃棄物の主な中間処理には、例えば次のような方法があります。

参照元:環境省|特別管理産業廃棄物の処理基準の概要(https://www.env.go.jp/recycle/waste/sp_contr/03.html)

最終処分

中間処理を経て残った特別管理廃棄物は、「土への埋立」または「海への投棄」により最終処分されます。

なお昨今は、最終処分に回す廃棄物の減量が課題となっています。

"叶えたいこと"から選べる
全国対応の「産廃ソフト」3選

2022年12月6日時点、Google検索で「産廃ソフト」「産業廃棄物管理ソフト」と検索した際に上位表示してきたソフト(全12P、全20P)のうち、全国対応でありつつ、参考になる事例を持つ「産廃業務一元管理ソフト」を3社選定しました。それぞれの産廃ソフトについて紹介していきます。

他部署と効率よく連携し且つ
重複業務を
最小限にしたい
なら

環境将軍 R
(株式会社 JEMS)

JEMSHP キャプチャ

画像引用元:JEMS公式HP(https://www.j-ems.jp/shogun/)

外部システムとの連携

電子契約やデジタコなど、
さまざまな外部システムと連携可能

セミオーダー対応可否

ソフトの特徴

徹底的なヒアリングをもとに、各社ごとに業務フローを作成。オーダーメイドなソフトを提供している。

スムーズに事務処理
でき、
どんな方でも
使いやすい

産廃シローほか
(株式会社エスエムエス)

エスエムエス HP キャプチャ

画像引用元:エスエムエス公式HP(https://www.sanpai.com/soft/index.html)

外部システムとの連携

自社システムと連携可能

セミオーダー対応可否


※公式HPに記載はありませんでした。

ソフトの特徴

各業務に特化したパッケージを提供。必要な用途に合わせてソフトをピックアップ。

自動化でミスを
減らして

スピードUPさせたい

むつみシリーズ
(株式会社睦システム)

睦システムHPキャプチャ

画像引用元:睦システム公式HP(https://www.mutumi.co.jp/)

外部システムとの連携

自社システムと連携可能

セミオーダー対応可否


※公式HPに記載はありませんでした。

ソフトの特徴

低コストでも安心な1年間の無料保証つき。ソフトのカスタマイズは要問合せ。

※【選定基準】
2022年12月6日時点、Google検索で「産廃ソフト」「産業廃棄物管理ソフト」と検索した際に上位表示してきたソフト(全12P、全20P)のうち、公式HPに事例が掲載されていて、全国対応であることが明記されている「産廃業務一元管理ソフト」3社。
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