産廃収集運搬許可は、産業廃棄物の収集運搬に事業として携わる事業者が取得しなければならない許可であり、取得には講習会への参加など要件が定められています。
産廃収集運搬許可は、文字通り産業廃棄物の収集・運搬を事業として行うために取得しなければならない許可です。
あらかじめ事業者として産廃収集運搬許可を取得していなければ、産業廃棄物の収集・運搬を行うことができず、もし未許可のまま事業を行ってしまえば違法行為として摘発される可能性もあります。
なお、産廃収集運搬許可を取得するには専用の講習会に参加しなければなりません。
産廃収集運搬許可を受けるためには複数の要件が定められており、廃棄物処理法や施行規則によって「施設要件」・「能力要件」・「財政要件」の3つがそれぞれ規定されています。
また施設要件と財政要件は事業所や企業として設備面・資金面で満たすべき要件ですが、能力要件については事業者として適正な業務を実施できると示すために、講習会を受講して試験に合格する必要があります。
能力要件は講習会に参加するだけで認められない点に注意してください。
産廃収集運搬許可の能力要件を満たすためには、各地域において実施されている事業者が講習会へ参加して、適法な廃棄物の収集・運搬を実行できると能力的に示す必要があります。
講習会は各地域の産業廃棄物協会が実施しており、講習会において専門知識や必要な情報などを学んだ後、試験が行われます。そして試験に合格した受講生だけに合格証(講習会終了証)が発行され、この講習会終了証が産廃収集運搬許可の申請に必要な書類の1つとなっていることが重要です。
講習会に参加して、試験を受け、さらに合格して講習会終了証を受け取らなければそもそも産廃収集運搬許可の申請さえ行えないため、産業廃棄物の収集・運搬を行う処理会社などは受講して合格することが必須といえます。
なお、講習会終了証を取得したからといって、施設要件と財政要件に適合していなければ許可は下りません。
講習会に受講資格はなく、学歴や実務経験を問わず誰でも受講することができますが、産廃収集運搬許可を得るためには法人の役員や事業場の代表者といった責任を有する人が受講しなければならない点に注意してください。なお、欠落事由がある役員などが受講しても許可は受けられません。
講習会は特別管理廃棄物の収集運搬を行うか否かによって講習内容が変わるため、そちらも合わせて確認してください。
講習会の申込みはオンラインのみの受付となっており、「日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)」の公式HPから申し込むことが可能です。
なお、申込みはオンラインのみですが、講習会はオンライン受講と会場での対面受講のどちらかから選択することができます。
講習会は地域ごとに開催されており、こちらは東京で2023年11月・12月に開催される講習会のスケジュールと会場の情報です。なお、実際に受講する際は公式の最新情報を再度ご確認ください。
その他に、講習会を受講する上で注意すべきポイントを解説します。
講習会へ参加する前に本人確認用の顔写真データを登録しなければなりません。カメラ機能を搭載しているスマホやパソコンからオンライン申請を行う場合は、申請作業の途中で写真を撮影することが可能です。
カメラ機能を搭載していないデバイスでオンライン申請を行ったり、代理の者が申請を代行したりする際は、別途、顔写真データを準備する必要があります。
別途画像データを用意する場合、ファイル形式は「JPEG」のみが利用できます。また申請時から6ヶ月以内に撮影したもので、試験当日に本人と照合できるものでなければなりません。
服装などのルールは免許証の写真撮影と同じように考えれば大丈夫です。
試験が実施された後、合格者に対してはおよそ2~3週間ほどで合格証(修了証)が発想されます。具体的な発送予定については日本産業廃棄物処理振興センターの公式HPにスケジュールが公開されているので、そちらを参照してください。
なおオンラインでの確認は発送前に行えます。
受講の申請は日本産業廃棄物処理振興センターの公式HPから、専用の申込みフォームを利用して行ってください。
修了証の有効期限内であれば、修了証を再交付してもらうことが可能です。有効期限は基本的に新規講習の場合で5年、更新の場合で2年となっていますが、実際の期限は都道府県や政令都市によってルールが定められているため、そちらをご確認ください。
同一年度内に限り、3回まで試験日や講習日の変更を申し込むことができます。変更申請は日本産業廃棄物処理振興センターのマイページから行ってください。
2022年12月6日時点、Google検索で「産廃ソフト」「産業廃棄物管理ソフト」と検索した際に上位表示してきたソフト(全12P、全20P)のうち、全国対応でありつつ、参考になる事例を持つ「産廃業務一元管理ソフト」を3社選定しました。それぞれの産廃ソフトについて紹介していきます。
他部署と効率よく連携し且つ
重複業務を
最小限にしたいなら
画像引用元:JEMS公式HP(https://www.j-ems.jp/shogun/)
徹底的なヒアリングをもとに、各社ごとに業務フローを作成。オーダーメイドなソフトを提供している。
スムーズに事務処理
でき、
どんな方でも
使いやすい
画像引用元:エスエムエス公式HP(https://www.sanpai.com/soft/index.html)
※公式HPに記載はありませんでした。
各業務に特化したパッケージを提供。必要な用途に合わせてソフトをピックアップ。
自動化でミスを
減らして、
スピードUPさせたい
画像引用元:睦システム公式HP(https://www.mutumi.co.jp/)
※公式HPに記載はありませんでした。
低コストでも安心な1年間の無料保証つき。ソフトのカスタマイズは要問合せ。